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子どもの習い事が多すぎる?減らしてSTEAMへ|技術士が教えるコスパ最強の習い事戦略

スイミング、体操、英語、学習塾、……。気づけば、子どもの予定が平日ほぼ毎日埋まっている

お子さんの将来を思うあまり、習い事のスケジュール管理で少しお疲れではありませんか?

こんにちは、北海道札幌市南区でSTEAM教育の教室を運営している、技術士(機械部門)の杉本です。

この記事を書いた人

私には中学生の息子がいます。

息子が小学生の頃の習い事選びで、今でも少し後悔していることがあります。

当時、私は息子を「スイミング」「体操教室」の両方に通わせていました。「体力をつけてほしい」「運動神経が良くなってほしい」という親心からでしたが、冷静になって考えると、あることに気づきます。

「少し、もったいない配分だったな」と。

どちらも「体」を鍛える習い事。機能が重複していたのです。限られた時間を「体」だけに集中させずに、「思考」や「創造」に時間を充ててもよかったのでは...と。

「数を増やすのではなく、機能のバランスを整える」

この教訓は、現在私が考える「コスパ最強の習い事選び」の原点になっています。

今回は、私の経験も踏まえて、習い事の数を増やさずに効率よくお子さんの才能を伸ばす「STEAM教育への置き換え戦略」と、失敗しない習い事の整理方法についてお話しします。

この記事を読むことで、以下の3つのメリットが期待できます。

この記事を読むメリット

  • 習い事の詰め込みすぎが逆効果になる理由(認知負荷)がわかる
  • 今すぐ実践できる、後悔しない習い事の整理方法がわかる
  • 中学での勉強をスムーズにする学習のレバレッジ効果が理解できる

習い事は「足し算」ではなく「引き算」で考える

親としては、子どもの将来を思えば思うほど、不安になるものです。

英語も必要じゃないか?

そろばんもやった方がいい?

そうやって、愛情の深さゆえに、ついつい「あれも、これも」と習い事を足し算していませんか?

その気持ち、痛いほどよく分かります。

しかし、ここで少し想像してみてください。

私たち大人でも、会議が続き、メールが殺到し、タスクが山積みになるとどうでしょう。

「もう頭がいっぱいで無理…」

そんな状態になりますよね。そのとき、新しいアイデアなんてほとんど浮かびません。

私たちの脳には、同時に情報を考えながら処理する「ワーキングメモリ」という作業スペースがあります。

しかし子どもはまだ、この作業スペースがそれほど大きくありません。

それなのに、習い事を詰め込みすぎることで、頭の中の作業スペースに余裕がなくなるおそれがあります。

これは教育心理学の「認知負荷理論」でも指摘されていることです。

人が学習するときのワーキングメモリの容量には限界があるため、効果的に学習するにはこの負荷をうまく管理することが重要

認知負荷理論では、この負荷を以下の3種類に分類しています。

  • 課題をクリアするのに必要となる負荷(課題内在性負荷)
  • 学習を邪魔してしまう「無駄な負荷」(課題外在性負荷)
  • 能力を伸ばす「良い負荷」(学習関連負荷)

ー 出典:認知負荷の学習効果に関する実験的検討

機能が重複している習い事や、惰性で嫌々通っている習い事は、子どもの脳のメモリを余分に消費する「無駄な負荷」になりがちです。ワーキングメモリの容量は限られているため、これでは容量オーバーになり、学習は阻害されてしまいます。

そこで私が提案したいのが、習い事を増やすのではなく、全体のバランスを見て「無駄な負荷」を減らし、空いた脳のメモリにSTEAM教育という「良い負荷」に置き換えるという考え方です。

ここで一つ質問です。お子さんは次のどのタイプに近いでしょうか?

  • 頭の中のアイデアをどんどん形にするのが好き
  • 手順通りにコツコツと完成を目指すのが好き
  • ルールを読み解きクリアを目指すのが好き
  • 「なぜ?どうして?」をとことん追求するのが好き

実はお子さんのタイプによって、向いているSTEAM教育は大きく異なります。

そこで技術士の視点で作った、無料のSTEAM習い事診断をご用意しました。たった30秒でどんなSTEAM教育が向いているかのヒントが得られます。

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「とはいえ、今の習い事をどう減らせばいいか分からない…」という方のために、次から具体的な『習い事の断捨離・3つの基準』を解説していきます。

何をやめる?「習い事の断捨離」3つの基準

習い事を断捨離する前に、まず実施すべきステップがあります。
それは、今お子さんがやっている習い事が、「何の力を伸ばしているのか?」を整理することです。主な習い事を4つのカテゴリに分けました。

習い事の分類

  • 「体」を鍛える系
    • 主な習い事:スイミング、サッカー、野球、体操など
    • 鍛える能力:基礎体力、運動神経、チームワークなど
  • 「処理能力」を鍛える系
    • 主な習い事:学習塾、公文、そろばん、英会話など
    • 鍛える能力:計算速度、記憶力、「決められた正解」を導く力
  • 「感性」を鍛える系
    • 主な習い事:ピアノ、絵画、書道、バレエなど
    • 鍛える能力:指先の器用さ、リズム感、表現力
  • 「思考力」を鍛える系
    • 主な習い事:ロボット、プログラミング、科学実験など
    • 鍛える能力:論理的思考、課題解決力、「ないもの」を創り出す力

習い事を整理した上で、以下の基準で断捨離を進めましょう。

基準①:分類が「重複」しているもの

同じカテゴリの習い事が2つ以上ありませんか?

例:「スイミング」と「サッカー」(どちらも「体」を鍛える系)

例:「公文」と「学習塾」(どちらも「処理能力」を鍛える系)

私の息子はスイミング+体操でしたので、「体」を鍛える系への二重投資でした。プロを目指すのでなければ、「お子さんがより楽しんでいる方」だけを残すことで、脳に空き容量が生まれます。

基準②:「惰性」で続けているもの

3年も通ったから、今やめるのはもったいない…

その気持ち、痛いほど分かります。しかし、これは経済学で「サンクコスト(埋没費用)」と呼ばれる心理の罠です。 判断基準にすべきは「過去にいくら払ったか」ではなく、「今、お子さんの目が輝いているか」です。

「辞める」ことは「逃げ」ではなく、より価値のある時間への「投資変更」です。

基準③:「正解のある習い事」に偏りすぎているもの

スケジュールのほとんどが、「処理能力」を鍛える系(塾・公文・英会話など)で埋まっていませんか?

これらは「正解を早く導き出すトレーニング」です。もちろん重要なトレーニングですが、こればかりだとAI時代に必要な「正解のない問いに挑む力」が育ちにくくなります

もし週3回以上あるなら、そのうち1つを減らして枠を空けておくことを推奨します。

STEAM教育ってなに?

ここで、新しく空いた枠の投資先としておすすめしたい「STEAM(スティーム)教育」について少し触れておきます。

STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)という5つの分野の頭文字を組み合わせた言葉です。

STEAM教育は、5つの分野を横断して学ぶ教育手法です。知識をただ暗記するのではなく、ロボット制作やプログラミング、実験などを通して「自分で考え、創り出し、試行錯誤する力」を育てます。

詳しくはこちら

なぜ今、空いた時間に「STEAM教育」を入れるべきなのか?

習い事を断捨離して生まれた貴重な「時間」。ここに、「実体験」を伴うSTEAM教育を入れることこそが、私が推奨する最も投資対効果(コスパ)の高い習い事戦略です。

なぜなら、STEAM教育は単なる遊びではなく、学校や塾での学習効率を高める効果が期待できる「ブースター(加速装置)」になるからです。

小学生には「教科書」よりも「実物」が必要

なぜ、小学生には「実物に触れる学び」が重要なのでしょうか。これは単なる感覚的な話ではなく、発達心理学の観点からも説明されています。

少し専門的な話になりますが、非常に重要なポイントです。

スイスの発達心理学者ジャン・ピアジェによると、
7〜11歳頃の子どもは『具体的操作期(Concrete Operational Stage)』にあたります。
この段階では、子どもは物事を論理的に考える力を発達させていきますが、その思考は抽象的な概念だけではなく、具体的な物や実体験に基づいて働く特徴があります。

ー 出典:Simply Psychology

つまり、小学生の学びは「頭の中だけ」ではなく、「手を動かす体験」とセットにすることで、理解が一気に深まる時期だと言えます。

中学で差がつく「学習のレバレッジ(てこの原理)効果」

一方で、STEAM教育で「試行錯誤」をしてきた子は強いです。彼らは、自分の手でギアを組み合わせたり、液体を混ぜて濃度を変えたり、数値を色々変えるといった「身体感覚(原体験)」を持っています。

そのため、中学校の授業ではこんな違いが生まれることがあります。

理科(物理)の授業で…

・先に教科書から理解しようとすると

力の釣り合いや重心? イメージしづらい…

・ロボット教室の経験があると

あ! ロボットが倒れないように頭を軽くしたときの話だ!

数学(関数)の授業で…

・教科書の式から理解しようとすると

y = ax + b? 記号ばかりで分かりづらい…

・プログラミング教室の経験があると

あ! ゲームのキャラクターが動いたときの座標と同じだ!

理科(化学)の授業で…

・教科書の内容から理解しようとすると

水溶液の濃度計算? 何のためにやるの…

・科学教室の経験があると

あ! 色水タワーをつくる実験でやった『塩の量』の話だ!

つまり大切なのは、「何を学ぶか」よりも「どんな順序で学ぶか」です。

小学生のうちに体験を通して「感覚」をつかんでおくと、中学校で学ぶ抽象的な内容も理解しやすくなります。

これこそが、「学習のレバレッジ効果」です。

小学生の時の「月2回の楽しい体験」が、中学生以降の「何十時間もの勉強」を軽くしてくれる。これほどコスパの良い教育投資は、あまり多くありません。

どの分野であれ、STEAM教育への投資は高いコスパが期待できる選択肢のひとつです。

お子さんに合うSTEAM教育を見つけるには?

ただ、一口に「STEAM教育」と言っても、ロボット、プログラミング、科学実験など様々な種類があります。

  • 自分の頭の中にあるイメージを形にすることに情熱を燃やす自由創造型(The Artist)
  • 慎重で真面目な堅実積み上げ型(The Builder)
  • 感情や感覚よりも、ルールやロジックを好む論理攻略型(The Coder)
  • 「真理を知ること」に快感を覚える自然探究型(The Discoverer)

お子さんの特性によって、向いているジャンルは大きく異なります。人気があるからと適性に合わない教室に通わせてしまっては、せっかくの習い事も効果が薄れてしまうかもしれません。

そこで、教室選びでの失敗を防ぐために、技術士の視点でお子さんの特性を分析する「30秒でわかるSTEAM習い事診断」をご用意しました。

今の習い事を見直す際の、ひとつのヒントとしてぜひご活用ください。

30秒診断はこちら

習い事に関する「よくある不安」に技術士が答えます

習い事は何個までが理想ですか?

一般的には週2〜3回程度が無理のない範囲と言われています。

習い事の数・回数が多いデメリット4つ

① 学校の宿題がおろそかになる/家庭学習の時間が減る
② 自由にすごせる時間がなく子どものストレスがたまる
③ できる子は睡眠時間を削り、できない子は挫折しがちでマイナス面がある
④ 結局親の負担も増えるために、親子で疲弊してしまう

ー 出典:コエテコ 「小学生の習い事はいくつ?」週に何回?掛け持ちOK?みんなの意見聞いてみた|教育トピック

これはあくまでも参考情報として、ご家庭の事情やお子さんの性格に合わせて決めましょう。

習い事をやめさせると子どもに悪影響はありませんか?

大切なのは「やめる理由」です。

嫌々続ける習い事より、夢中になれる活動に時間を使う方が学習効果は高まる傾向があります。

STEAM教育は塾の代わりになりますか?

塾の代わりというより、学習理解を深める「土台」になります。

塾に通う前や、塾にSTEAM教育をプラスするのがおすすめです。

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